超要約!エンジニアの話

ITとエンジニア、時々わらい

人材紹介エージェントから事業会社のエンジニア採用担当に転職した話

とっってもご無沙汰してしまったわたしのブログですが、
意外と訪問者がおり、月に100〜200件くらいいるんですよね、感謝!

今は技術力の高いエンジニアがわんさかいる企業にいるので、
その話を書いていこうかと思っています。

その前に、そもそもわたしがエージェント会社から事業会社の人事に転職しようと思い立った経緯をせっかくなので書いておきます。

主な理由
日本のIT業界を変えていきたいという気持ちが強くなり、
今のエージェント業では限界があると感じたから。

もちろん長時間残業がきついとか、評価制度が属人的とか副次的要素はあります。あしからず

わたしが在籍していた企業は、他の人材紹介会社よりかは断然人に向き合い、
支援している会社でした。

エンジニア達の次のキャリアを創造するのは我々であり、P社やR社には負けない自負がありました。

また、わたしは元々SI企業は好きではないので、
自分の担当企業も4名のスタートアップ企業やベンチャー企業、大手であっても新規事業チームへの支援など

エージェントからしたらまじで嫌う(≒決まらない企業と見られがち)トンガリ系企業ばかりを担当していました。

なので、毎月毎月超辛かったです。

簡単に決まる特定派遣常駐企業や微経験受け入れるSI企業などほとんど持っていなかったです(100社中2社とか)
スキル要件高すぎるか、ブランディングほぼ0の企業で決めていくのはとっても大変でしたが、

それを上回るようにめっちゃくちゃ楽しかった。
わたしが、この企業を大きくしたと自信をもっていえる企業が本気でありました。

大手SI企業に一人決めるインパクトはそこまで大きくないけども
10名満たない企業に一人決める事業成長インパクトはとてつもなくでかい。
4名の会社に2名入社支援するなど、そこに貢献できたと本気で思えました。
本気で向き合った結果は売上にも反映し、事業部が持つ売上ギネス記録を二ヶ月連続で自分で塗り替えることもできました。


しかしながらやはり葛藤もあります。
人材紹介ビジネスは年収の数十パーセントを手数料としてもらう仕組みです。

そのため、月末までに計上したいという気持ちが先行し求職者のためにならない行動に出てしまうこともある。
また、残念ながら日本のIT業界の約8割はSI企業であり、
わたしの保有クライアントではスキル要件が全く合わない流入が多くなり、
仕方なく特定常駐派遣の企業や微経験受け入れるSI企業を開拓するなども行わざるをえなかった。


本気でエンジニアに向き合いたいなら、そもそもの仕組みを変えていかなければ無理。
情報感度をより高く持ち、間違った企業を選ばずに住む世界を作りたい。
他の先進国に負けないレベルでエンジニアや企業の価値を高めていきたい。

そして日本のSI構造をぶっ壊したい。
注:すべてにSI企業が悪だとは思っていません。あくまで構造


この気持ちを無視することができず、転職を決意しました。
おそらくこの気持ちは人材紹介を生業としているRA,CAのみなさんなら理解してくれると思います。

転職先の事業会社ではエンジニアの採用を行っています。
まだまだ小さな、発展途上な企業ですが、プロダクトへの想いとコミット力が強い会社です。
同じ人間とは思えないほど優秀で尖りまくっているエンジニア達が、今後どのようなわくわくを創り上げていくのか。

それはまた次のお話で。